3/13の
九代目林家正蔵襲名パレードには、ナント14万5千人が参加。石原プロモーションの全面サポートがあったとはいうものの、正直この盛り上がりは自分にはとても
“意外”に感じてしまった。
芸能の世界の流行として自分がこれまで体験したのは、なつかしい
漫才ブームや現在の
お笑いブーム、
マジックブームなど。「落語ブーム」というのは聞いたことが無く、これほどの人が動くものとは全く想像がつかなかったのだ。
しかし落語は、他と比べたら歴史が古いだろうから、以前はきっと
“落語がメインの娯楽”であって、今よりずっと盛り上がっていたに違いない。その証拠に落語家出身の芸能人は現在も多いし、自分が子供の頃はテレビで落語を目にすることは日常茶飯事であった気がする。
この春から始まる連続ドラマ
「タイガー&ドラゴン」は、
古典落語がテーマとなって現代風のストーリーにリンクするという内容。これまでのクドカンドラマの
「低視聴率問題」を打破するため、今回は正月にスペシャルドラマとして1本放送し、DVDを売りまくってからの連ドラ突入。4/15の初回放送から高視聴率が予想される。
この時期に敢えて古典落語を持って来ることで、現代にどう受け入れられるか挑戦する、といったところだろう。スペシャルドラマのテーマは
“三枚起請”で、特に下げ(オチ)を理解するには基礎知識が必要となるところをウマく処理した感じで終わった。そして、その基礎知識を少しカジッたおかげで、現在自分には新たな興味が生まれつつある。
先ほど、初回のテーマになると予想される
“品川心中”のストーリーをネットで調べてみた。こちらも面白い内容になりそうで、もう既に画が浮かんでしまっている。4/15が待ち遠しい。